東京・青山道場の神道夢想流杖術の稽古や活動を記録しています。
温かくなってきましたね。例年よりもさらに温かくなるのが早い気もしますが、今月もしっかり稽古してまいりたいと思います。
4月1日(水)
足裏はセンサー
足裏は、常に地面の状態を感じ取る「センサー」として働かせることが大切です。
地面のわずかな起伏や変化を感じ取りながら動くことで、身体のバランスを崩さずに安定した動きが保たれます。
そのためには、足に力を入れず、足首を柔らかく使って運ぶことが必要です。
足裏の感覚が活きてくると、動きに無理がなくなり、起こりのない自然な動きが可能になります。
さらに、どの瞬間でも安定したまま動き出すことや、急に止まるなど自分の体を自在に使えるようになります。
文責:塩崎関舟
4月5日(日)
握る行為は止める行為
握る行為は止める行為
杖を力強く打とうとすると、つい握りしめて力んでしまいがちです。
しかし、握りしめるという行為は動きを止めることにつながり、手首を固定してしまうため、かえって正しく動くことができなくなります。
古くから手の内については、「卵を握るように」「真綿を握るように」と表現されてきました。
強く握るのではなく、包み込むように柔らかく持つことが大切です。
このように手の内を整えることで、無理のない自然な動きが生まれ、結果として正確で力の通った動きへとつながっていきます。
4月6日(月)
新しい形を教わる
本日の稽古では、新しい形を教わった方がいました。
武術の形は、先人が命懸けで積み上げてきたものであり、後世に伝えるために受け継がれてきた大切な資産です。
教わる側としては、一度学んだ形をその場限りにせず、繰り返し反復しながら身体に刻み込んでいくことが求められます。形をただなぞるのではなく、その中に込められた術を感じ取り、学び続けていくこと。
これが、先人の教えに耳を傾けることになります。
7月7日
立体的に動く
武具を扱い、技を成立させるためには、いくつかの要素があります。その一つが、立体的に動くことです。
稽古法の一つとして、杖の先に筆がついていると想定し、平面ではなく奥行きも含めた空間に線を描くように操作してみます。
この感覚で動くことで、動きは自然と正確になり、技もかかるようになります。
文字を書く際に、雑な書き方になる場合がありますが、その多くは始点と終点だけを意識し、途中の筆先の感覚が途切れている状態です。その間、腕先のコントロールは失われています。
武具の扱いも同様に、動きのすべての過程を丁寧に感じ取り、制御することが重要です。
一つひとつの動きを途切れなくつなげていくことで、技は自然と成立していきます。
4月14日(月)
探究心
体の使い方や動きのコツに気づいたとき、それを「これが正解だ」と捉えてしまうことには注意が必要です。
技術には段階と深さがあり、浅い理解のまま答えにしてしまうと、それ以上の気づきや成長は止まってしまいます。さらに、新たに深い指導を受けたとしても、無意識のうちに「すでに分かっている」と受け入れられなくなることもあります。
気づきを得ること自体は喜ばしいことですが、そこで立ち止まらず、常に「まだ先があるのではないか」と探究し続ける姿勢が大切です。
その積み重ねが、技術をより深いものへと導いていきます。










