FEATURE
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居合は、平時の状態に不測の事態が起きた時の対処法を学ぶ。スピードを競うものでも、切ることを学ぶものでもない。平時の心構えも鍛えられ、相手との間の取り方を習得するものである。
居合の術においては速く抜く必要があるが、即物的なスピードを目指すのではなく、無駄を省いた体の使い方によって速さを身につける。
特に無外流居合は、無駄がなく実践できな居合として評価されています。
神道夢想流杖術は、4尺2寸1分の白樫の杖を用い太刀を相手にした武術。
神道夢想流の道歌に「突けば槍 払えば薙刀 持たば太刀 杖はかくにも 外れざりけり」とあるように、杖は突き、払い、打ちなど千変万化の技を繰り出すことができる武術です。
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04
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夢想権之助の修行時代の記録は残っていないが、師は霞流の桜井大隅守吉勝と言われており、桜井大隅守吉勝の師は、真壁城 第十八代城主真壁久幹(まかべひさもと)である。真壁久幹は、鬼真壁とも呼ばれており、棒に
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滋賀の甲賀郡馬杉村より武者修行の旅に出た辻月丹は、26歳の時、江戸についた。麹町九丁目に山口流の道場を構え、あちこちの大家の門をたたいて稽古を願ったが田舎兵法者扱いをされ相手にされなかった。わずかな弟
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無外流 流祖 辻月丹が幼少の時代にどういう環境で育ち、どういう稽古をしていたのかを感じてみたく生誕の地である滋賀県甲賀市の馬杉村を訪ねた。生誕の地 馬杉村辻伊賀守を祖先とし、辻金十郎、辻 惣兵