江戸時代中期に流行した「談義本」の祖とされる佚斎樗山が著した二作。
風刺の中に武術の神髄がある。
天狗芸術論
芸術は武芸と心術のことで、心と体のありようについて書かれている。
孔子や孟子の引用が多く儒教の影響を受けており、儒教について学ぶきっかけになるのではないだろうか。
心の持ち方や気の使い方、歩き方など具体的に書かれており、流派に関係なくあらゆる武術の参考になる。
稽古のうえでの課題なども書かれており、今も昔も変わらないものと感じる。
猫の妙術
武術を習得するには、どういう人で誰しもが段階を踏んで上達していくもので、その段階が分かりやすく表現されています。