神道夢想流杖術は樫の杖と木刀(木刀・小太刀)を用いる武道です。
全部で63の形がありますが、段階に応じて形を指導いただき反復して稽古を行い技を身に着けます。
表
基本技を修練することを目的とし12本で構成されている。
正しい姿勢、形と技を身につけるよう心掛けねばならない。
- 太刀落
- 鍔割
- 着杖
- 引提
- 左貫
- 右貫
- 霞
- 物見
- 笠之下
- 一禮
- 寝屋之内
- 細道
中段
中級者の技を中心に12本の形で構成されている。
動きが激しくスピードも要求される。表技を修めその基礎の上に立って懸る形である。
- 一刀
- 押詰
- 乱留
- 後杖(前、後)
- 待車
- 間込
- 切縣
- 真進
- 雷打
- 横切留
- 払留
- 清眼
乱合
目録にその名はないが、表、中段の技を総合した形で手数も多くスピードも要求される。
古くから中級修行者の目標となっている形である。
- 大太刀
- 小太刀
影
心の修練を目的とし表技と同名の12本で構成されている。
手数は少なくスピードもないが気迫に満ちた稽古は見学者を魅了する。
- 太刀落
- 鍔割
- 着杖
- 引提
- 左貫
- 右貫
- 霞
- 物見
- 笠之下
- 一禮(前、後)
- 寝屋之内(前、後)
- 細道
五本の乱
清水隆次先生が考案した形で、表、中段、影を総合し乱合を発展させた中級者の修行を目的と
した形である。
- 太刀落の乱
- 左貫の乱
- 間込の乱
- 霞の乱
- 斜面の乱
五月雨
影が心練の基本ならば五月雨は心練の中段といえる。
五本の組形で構成されその技は気位をも要求され、心、技、体の完全一致を見なければできない高度な形である。
- 一文字
- 十文字
- 小太刀落
- 微塵(表、裏)
- 眼潰
奥
長年の修行を終え、心、技、体とも卓越された人格者のみに伝授される形である。
- 先勝
- 引捨
- 小手搦
- 十手
- 打分
- 水月
- 左右留
- 小手留
- 突出
- 打附
- 見替
- 阿吽
秘伝極意
- 闇打
- 夢枕
- 村雲
- 稲妻
- 導母