東京・青山道場の居合の稽古や活動を記録しています。
3月1日(日)
因果
稽古で動きを指導する際、動き終えた後の形の違いを指摘することがあります。
しかし、結果には必ず原因があります。
終わりの形が崩れている場合、その原因は必ずその手前の動きにあります。原因がそのままであれば、いくら結果を整えようとしても、同じことが繰り返されてしまいます。
そのため、結果を注意されたときには、形だけを直すのではなく、その原因となる動きを見直すことが大切です。
これは稽古に限らず、日常生活にも通じる考え方かもしれません。
結果には必ず原因がある。その視点を持つことで、学びはより深まっていきます。
文責:塩崎 関舟
3月2日(月)
理合いを学ぶ
居合は、相手の動きに応じて成立する武術です。
初段の段階になると、形の手順や基本的な注意点は理解できているため、次の課題は理合いを学ぶことになります。
つまり、相手がどのように動くからこちらがどう応じるのか。その関係を理解しながら動くことです。
さらに深く考えていくと、なぜ相手は攻撃してくるのか。
そして、なぜこちらは刀を抜かなければならないのか。
こうした問いを重ねていくと、まるで禅問答のような境地に入り込むことがあります。
しかし、この問い続ける時間こそが、武術の修行の一つなのかもしれません。
文責:塩崎 関舟
3月4日(水)
捌きすぎは危険
刃物を持った相手に対して、大きく身をかわすと、一見安全に思えるかもしれません。
しかし実際には、その分だけ間が生まれ、相手に次の攻撃の機会を与えてしまうことになります。
無外流の形にも捌く動きはありますが、重要なのは単に避けることではなく、相手との間合いを適切に保ち、隙を作らないことです。
形の手順を覚え、動きに慣れてきた段階では、理合とともに「間」を学ぶことが欠かせません。
どこまで動くのか、どういう形で捌くのか。その判断が、その後の結果を左右します。
3月10日(月)
理合
理合を学ぶことで、形の動きは大きく変わっていきます。
居合は一人で行う稽古が多いため、知らず知らずのうちに自己流の動きに偏ってしまうことがあります。
しかし、理合に基づき、常に相手の存在を前提とした動きを行うことで、動きの無駄が削がれ、隙のない所作が身についていきます。
その意識が、動きの質を大きく左右します。
3月12日(木)
一歩一歩
稽古の頻度は人それぞれです。
数年にわたり、ほぼ毎日のように稽古に励まれる方もいれば、週に一度のペースでコツコツと継続されている方もおられます。
たとえ週一回であっても、継続していれば確実に上達していきます。
上達の過程そのものは、同じ段階を踏んでいくものです。ただし、稽古の回数が増えれば、その歩みが速くなるのもまた事実です。
大切なのは、それぞれの生活の中に無理なく稽古を取り入れ、続けていくことです。
日常とは異なる環境に身を置くことで、心が整い、気持ちが軽くなることもあります。
また、身体を動かすことで自然と体力が養われ、心身ともに良い状態へと導かれていきます。
一歩一歩の積み重ねが、確かな成長へとつながっていきます。
3月31日(火)
真剣で稽古をする
居合の稽古では、初心の段階では安全面を考慮し、刃のついていない模造刀を使用します。
しかし、一定の技術が備わってきた段階から、真剣での稽古を推奨しています。
真剣は模造刀と比べて重心やバランスが自然で、かえって扱いやすいものです。
さらに、真剣を手にすることで自然と緊張感が生まれ、稽古への集中力が一段と高まります。
その緊張の中で動くことで、より実のある稽古へとつながっていきます。










