2015年11月20日から3日間、新橋の東京美術倶楽部で開催されている大刀剣市に行ってきました。
全国の刀剣商があつまる展示即売会で、最大のイベントとあって大勢の方が来場されていました。
最近では、海外の方が増えておりますが、もっと日本人にも興味を持ってもらい、日本人が盛り立てて日本文化を継承してほしいと感じます。
幅広い日本刀を展示
十万円程度のものから数千万円するお刀まで展示されています。
数千万円もするような普段ではお目にかかれない刀が勢ぞろいしており、どこのブースでも手に取らせていただけます。
このような機会でないと、手に取って拝見することはできません。
日本刀に興味がない方でも聞いたことがある虎徹(こてつ)。
そうそうお目にかかることはありません。
鍔、金具といった装飾
鍔や縁金、鞘、柄といった刀装具を主に展示されている刀剣商もあります。
鍔ひとつで数百万円するものもありましたが、鍔の中でもひとつの世界観があったり、細かい意匠を見ているとたがね一つでどうやって作ったのか想像もつきませんが、つくづく職人の技は素晴らしいものだと感じ入ります。
今回も一振りいただきました
昨年、九州の会員さがんが購入された平成名刀会で、今年もひとつの出会いがありました。
記念に店主の方と記念撮影。
2尺3寸のお刀で現代刀匠のお刀で反りも程よくバランスもよく、使いやすそうなお刀でした。
これからの稽古が楽しみです。
壁に貼られた大野義光先生のお刀も展示されていましたが、お会いした刀匠のお一人です。
鎬にかかるほど焼きが高く華やかに乱れた丁字乱れが特徴的で、間近で拝見すると恐ろしさもありながら美しい刃紋をされています。