東京・青山道場の居合の稽古や活動を記録しています。
2019年10月25日(金)
新しい形を覚える
毎週2回以上、神道夢想流杖術の稽古にこられているTさん。今日は新しい形の一礼と寝屋の内を覚えました。一礼は手数も多く複雑な動きなので覚えるだけでも大変ですが、基本がしっかりしているので意外と動けるようになりました。日本の古来より続く武術は、ほとんどの流派が形で受け継がれており、形を通して流祖を始めとする先人たちが伝えたかったことを学びます。ただし、同じことを伝えても受け手の習得度合いによって受け取り方が異なります。本などと同じで、若い頃に読んだ本を数年後、10年後に読むと理解できる内容が異なりますよね。伝え手は相手の段階を把握して伝える内容と伝え方を考えるべきでしょうし、受け手は伝え手から教わることを先入観なく体現する努力が必要だと思います。へたに、他の人が言われていることを盗み聞きして動こうとすると逆効果になることが多々あるので、自分に言われていることをしっかりと理解して反復稽古することが上達する早道でしょう。これを、各段階で行うことで連綿と受け継がれる形が出来上がり全体が底上げされるものと信じています。劔和會は小さな集まりでも先人の教えを正しく継承したいと願っております。
2019年10月22日
稽古を重ねることで誰でも体得できる古武術
神道夢想流杖術の基本の稽古をしていて、今まで指摘していたところがほとんどなくなっているのにふと気づきました。繰り返し稽古することで、誰しもが上達して強くなれるものだと改めて感じました。
小指を決める重要性
小指を締めるなんてことは、刀でも杖でも当たり前のように言われることです。こんな当たり前なことをやってはおりましたが、やってるつもりになっていたことを知ると愕然としますね。この些細なことができているかできていないかで、動きは大きく変わり、この一瞬の隙が武術にとっては命取りとなります。
2019年10月21日
初段以上の集中稽古
神道夢想流杖術の表と中段を集中的に稽古しました。気迫のこもった稽古を休むことなく数時間続けました。突かれたり技をかけられたりと恐怖があるかもしれませんが、しっかりと立ち向かう稽古ができました。
文責 塩崎雅友
塩崎 雅友
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