
幼い頃に剣道を学びながらも、引っ越しを機に武道から離れていた「うか爺」さん。仕事が一段落し、時間にゆとりができたことをきっかけに、再び武道を学びたいという思いが芽生え、無外流居合の世界へ足を踏み入れました。
稽古では、刀を扱う技術だけでなく、雑念が消え、自分自身と向き合える時間に大きな魅力を感じていると話されます。「動く座禅」のような感覚や、無外流の理合である「後の先」の考え方に惹かれ、稽古を重ねるたびに武術の奥深さを実感しているそうです。
今回は、仕事や家庭と両立しながら稽古を続ける中で感じた変化や、劔和會の魅力についてお話を伺いました。
プロフィール
| ニックネーム | うか爺さん |
| 仕事 | 債券投資家 |
| 趣味 | 旅、読書 |
| 武道・スポーツ歴 | 剣道、バスケ |
| 稽古内容 | 無外流居合(初段) |
| インタビュー日 | 2026年7月 |
劔和會に入会したきっかけ

劔和會武術を学ぼうと思った理由を教えてください。



小学生の頃にやっていた剣道を引っ越しでやめて以来、再開のきっかけがないまま過ごしてきました。仕事面でようやく時間的な余裕が持てるようになり久しぶりに「武道もやりたい」と思ったのがきっかけです。



劔和會を選んだ理由を教えてください。



仕事の関係で、特定の曜日や時間帯に限定される道場や、通うのが大変な道場では続けるのが難しいと考えていました。
そのため、都内に道場があり、自分のベースで稽古に参加ができる道場を探しました。
稽古を見学した際、師範のお人柄や多くが社会人である門下生の皆さんの雰囲気になじめそうだと感じたことが入門の決め手になりました。
学んでいる武術について教えてください



無外流が魅力に感じることを教えてください



悟りや精神統一など高尚なことを語りたいところですが、現時点ではまだ形の習得に手一杯です!それでも稽古をしている間は雑念が入り込む余地がなく、頭が空っぽになる時間を確保できている実感があります。
いずれは無心で稽古できる境地があるのかもしれませんが、その「動く座禅」を追求できることに魅力を感じています。
また、無外流で重視される、相手の仕掛けや動きを察知し、最小限の力で制することを目指す「後の先」の考え方にも強く惹かれています。技だけでなく、その理合も無外流の大きな魅力なのではないかと思います。





稽古内容や指導の仕方など、最初の稽古はどんな感じでしたか?



稽古着の着付けから居合力の扱い方、礼法、素振りなどの基本稽古まで、最初から丁寧にご指導いただけます。また、こちらの武道やスポーツ経験に応じて、適切なレベルや指導方法を柔軟に調整していただけると感じました。
それにとどまらず、大勢が稽古する中でも目配りが効き、こちらの性格や癖までもすぐに把握した上でご指導いただけ、また怪我や故障を避けながら長く続けられるような稽古の進め方についてもご指導いただけると感じました。


稽古を続けて感じた効果や変化はありますか?



劔和會で学べる術について教えてください



手順書やマニュアルのように整理して説明できない部分も多くありますが、稽古を継続し反復することで、少しずつ上達しているという実感を持てるようになりました。武道には理屈だけでは身につかない部分があり、それを体で覚えていく過程そのものに面白さを感じています。





仕事やプライベートへの影響はありましたか?



私が勝手に「ナカーマ(武道仲間)」と思っている子どもたちとの楽しい会話が増えました。学生時代から武道を続けている娘夫婦とは、稽古や武道についての話に花が咲きます。
かなりの上段者となった我が子から、「なま暖かく(?)」応援されることもあり、そんな姿に、かえってその成長ぶりを実感するという思いがけない喜びも得ました。





物事の考え方の影響はありましたか?



入門当初は、久しぶりに一番下の立場で学べる気楽さをとても、とても、とても楽しんでいました。
その後、後から入門してきた方が初めて着付けや礼法を学ぶ際に、ささやかながらお手伝いをする機会も増えました。自分が教わったことを少しでも役立ててもらえたときの喜びは大きく、学ぶ立場だけでなく支える立場の楽しさを改めて感じるようになりました。


劔和會のメンバーや指導者について教えてください



一緒に稽古する会員さんについて教えてください。



門下生の多くは社会人であり、仕事に家庭に時間をそそぐ合間に稽古に通い、限られた稽古時間を大切にし、一つひとつの稽古メニューに真剣に取り組む方ばかりです。一方で、稽古の合間には笑いが起こることもあり、和やかな雰囲気があります。お互いに切磋琢磨しながらも楽しく稽古ができる、大人の運動部のような居心地の良さを感じています。





指導員の人柄や技術について



段位者になった現在でも、自分には先生方の技術を評価できる段階にはないと感じています。それほどまでに技術の差は大きく、ただただ圧倒されるばかりです。
一方で、多くの門下生を長年指導されてきた経験の豊富さは、日々のご指導から強く感じます。構えのわずかな崩れや足の位置・向き、柄の握り方や力加減など、どこから見えているのか想像もできないような点まで一目で見抜かれ、そして、その修正のためにいただく一言によって、動きが驚くほど改善することがあり、これまで何度も目から鱗が落ちるような経験をしてきました。


最後に



入会を検討している方へメッセージをお願いします



私自身は、「居合をやってみたい」「形をきれいにこなせるようになりたい」という漠然とした気持ちで入門しました。
しかし稽古を続けるうちに、体の使い方や心の持ち方など、武道には追求しようと思えばどこまでも広く深い世界があることに気付きました。
気軽に伝統文化に触れてみたい方にも、武道の技術や精神面をじっくり追求したい方にも、それぞれの目的に応じた学びがあると思います。また、続ける中で目的が変わっていくこともあるかもしれません。
まずは気軽な気持ちではじめてみてはいかがでしょうか。

















