
東京・青山道場の神道夢想流杖術の稽古や活動を記録しています。
猛暑が続いていますが、日々、稽古に励まれております。
8月3日
慣れによる崩れ

動きに慣れてくると、注意点への意識がおろそかになることがよくあります。
慣れそのものは悪いことではありませんが、そのまま進んでしまうと、動きを端折るようになり、いつしか似たような動作をなぞっているだけの稽古になってしまいます。そうなると、いくら稽古を重ねても技は身につきません。
動きに慣れてきたときほど、あらためて注意点に立ち返り、正確に体現できているかを確認する意識が大切です。
どこまでも、動きと注意点を正確に体現できるよう意識して稽古することをお勧めいたします。
8月9日
今月の稽古テーマ

今月の稽古テーマは「姿勢」です。
特に前傾になってしまう方が多く見られます。体が崩れたままでは、正しい技をかけることはできません。
前傾の主な原因として、手だけで操作しようとすることや、頭が前に傾いてしまうことが挙げられます。
ゆっくりとした動きの中で姿勢を確認しながら、正しい動きを一つひとつ身につけていきましょう。

8月11日
乱合

久しぶりに「乱合」の稽古を行いました。
乱合を稽古できる会員さんはまだ少数のため、どうしても稽古の回数が少なくなりがちです。
乱合は中段を学び、影に入る前に習う形ですが、その中にはすでに影の要素が多く含まれています。
息が切れるほど手数の多い形ですが、一つひとつの動きを丁寧に稽古していくことが大切です。

8月13日
一つずつ丁寧に

形をなぞっているだけでは、上達にはつながりません。
千変万化する杖は、正確に操作することが何より重要であり、体が崩れたまま動いていては、稽古そのものが無意味なものになってしまいます。
劔和會では、形を分解し、部分的に稽古することを推奨しています。
稽古を一つひとつ積み重ねることで、確実に身につけていただきたいと願っています。

8月17日
杖術は崩しである

杖は、技をかける前に「崩し」があります。
この崩しこそが、技そのものだとも感じます。
形ができるようになると崩しを学びますが、いざ稽古すると、速く動きすぎてしまったり、つい手が先に出てしまったりと、思うように体が動いてくれません。
これらはすべて、心の動きに起因しています。だからこそ、心の持ち方そのものを変えていく必要があります。
まさに、心を鍛える稽古の第一歩だと言えるでしょう。

8月20日
気を下ろす

今回の稽古は高段位者のみが集まる機会でしたので、含み気合を意識した影の稽古を行いました。
含み気合は、気を内側に落とすように操作するものですが、これにより技そのものにも気で押さえる作用が働き、重みが増していきます。高段位者であっても、5本も稽古すれば疲労感を覚えるほどです。
上段位者を増やし、こうした気の稽古の機会も今後さらに増やしていきたいと考えています。

8月24日
技を体感する

崩し、突き、打ちなどの技を先生から実際に受けると、驚くことが多々あります。
今はまだ自分でできなくても、こうした体の記憶を目指して、丁寧に稽古を重ねていくことが大切です。

8月28日
段位が上がるのはステップアップではなく深めるということ

会員さんがこんなことを漏らしていました。「ずっと同じことを言われているので、進歩がないのか不安です」。もう一人の中堅の方も、「私もいまだに言われています。ふがいないです」と話していました。
しかし、大事なことほど、最初に教わっているものです。だからこそ、いつまでも言われ続けるのです。
基本が大事。これは、どの流派でも変わらないのではないでしょうか。
段位が上がるということは、上へ上がることではなく、深めていく行為なのです。
8月30日
気を出す

二段になると、中段の稽古に入ります。
すでに学んでいる表では神道夢想流特有の動きを身につけますが、中段では攻める形が多くなり、相手を倒す気迫がより一層求められます。

















