東京・青山道場の居合の稽古や活動を記録しています。
温かくなってきて、動きやすい時期になってきました。しっかり稽古に励んでいただきたいですね。
5月11日(月)
慣れによる崩れ
初段前後になると、抜き打ちにも慣れ、しっかりと切れる感覚が出てきます。
動きにも余裕が生まれ、上達を実感できる時期です。
しかしその一方で、慣れによって無意識のうちに、自分の動きやすい形へ変化してしまうことがあります。
本人は気づかないまま、少しずつ変わってしまい、癖がついてしまうことも少なくありません。
だからこそ、ある程度動けるようになった段階で、あらためて基本や動きを見直すことが大切になります。
上達した時ほど、自分の動きを丁寧に確認し直す。
その積み重ねが、技術をより確かなものへと深めていきます。
文責:塩崎 関舟
5月13日(水)
段階に合わせた稽古

どのような技術も、一足飛びに身につくものではありません。
成長には必ず段階があります。
武術の稽古においても、それぞれの段階に応じた学びを積み重ねることで、少しずつ技術が深まっていきます。
入門したばかりの頃は、まず基本を学び、形の手順や注意点を身につけていきます。
その後、理合を学び、相手の動きに応じた動き方が求められるようになります。
さらに進むと、武術的な身体の使い方が課題となり、やがては心の在り方も含めた稽古へと深まっていきます。
このように、段階ごとに学ぶ内容を積み重ねながら、人は成長していきます。
焦らず、一歩一歩進んでいくことが大切です。
文責:塩崎 関舟
5月17日(日)
稽古は質と量
今年に入り、特に稽古回数の多い方が増えてきました。
もちろん、誤った動きをただ繰り返すだけでは意味がありません。
しかし、たとえ未熟な段階であっても、正しい方向性を持って反復を重ねること不動智神妙録』で、技術は着実に身についていきます。
実際に、会員の皆さんの上達を見ていると、自分自身が学んできた頃と比べても、明らかに短い時間で成長していることを感じます。
指導法や稽古環境によって、上達の速度は変わります。
これからも、より短い時間で本質を身につけられるような稽古法を探究し、提供していきたいと思います。
文責:塩崎 関舟
5月18日(月)
反復稽古による上達

古武術では、基本や形を繰り返し稽古することで、技術を身体に身につけていきます。
劔和會では、基本稽古や形など、段階ごとに稽古内容を明確に定めています。
その内容を丁寧に反復することで、動きが少しずつ身体に染み込み、正しい技術が養われていきます。
一見すると同じことの繰り返しに見えるかもしれません。
しかし、反復を重ねる中で、姿勢、間、力の通り方など、これまで見えなかったものが少しずつ見えてくるようになります。
地道な積み重ねこそが、確かな上達につながっていきます。
5月19日(火)
力を抜く稽古

初心者の頃は、どうしても身体に力が入ってしまうものです。
その段階で無理に力を抜こうとしても、かえって動きが弱くなったり、形が崩れてしまったりすることがあります。
劔和會では、初段前後から「力を抜く」ことを意識した稽古を行っています。
まず、動作が止まった瞬間に、自分の身体のどこに力が入っているかを確認します。
そして、その結果だけを見るのではなく、力みが生まれる手前の動きを見直していきます。
原因は常に結果の前にあります。
動きの起こりや途中の使い方を整えながら、不要な力を抜いていくことで、自然で無駄のない動きへと変わっていきます。
力を抜くとは、単に弱く動くことではなく、必要な力だけを使える状態を目指すことだと感じます。
5月26日
体の崩れは腰の崩れから始まる

身体が崩れる原因の一つに、骨盤の傾きがあります。
動きの中で骨盤が崩れてしまうと、姿勢全体が乱れ、無駄な動きが増えてしまいます。その結果、動きの速さや安定感も失われていきます。
逆に、骨盤を立てた状態を保ちながら動くことで、身体は崩れにくくなり、無理のない速さで動けるようになります。
特に初段前後になったら、基本や形の中で、自分の骨盤がどのような状態になっているかを確認してみることをおすすめします。
腰の状態を見直すことで、動きは大きく変わっていきます。
5月27日
技を磨くには身体の構造を知ることが重要

身体を動かすということは、筋肉を使って骨を動かしているということです。
例えば刀を振り下ろす動き一つを取っても、外から見れば同じように見えていても、身体の使い方には大きな違いがあります。
骨格や筋肉の構造を理解することで、どのように動けば効率的で速く、力強く動けるのかを論理的に理解できるようになります。
さらに、自分の身体の内部を感じながら動けるようになると、動きの速さや斬撃の強さは明らかに変化していきます。
ある程度動けるようになった二段・三段前後の方には、ぜひ身体の構造を学び、さらに技術を深めていただきたいと思います。

















