神道夢想流

神道夢想流の併伝武術

神道夢想流には、いくつかの併伝武術があります。
剣術(神道流)は、初心のころから杖術の稽古と一緒に稽古を行います。
その他の併伝武術については、五段になって指導されます。


 

神道流剣術(四通八通)

神道流剣術

流祖 夢想権之助は、神道流剣術の術技をもとに杖術を編み出したと言われており、剣術の形として大太刀の形(八通)と小太刀の形(四通)が併伝されています。

【形】
大太刀八通
合寸(あいすん)、逆合寸(ぎゃくあいすん)、鷲(じゅ)、乳払(ちばらい)、左輪(さりん)、二刀合(にとうあい)、受返(うけかえし)、摺込(すりこみ)
小太刀四通
受流(うけながし)、咽中(いんちゅう)、三受止(みうけどめ)、突出(つきだし)


 

一角流 十手術

十手一角流十手術は松崎金右衛門重勝によって創始されました。

【形】

右剣(うけん)、左剣(さけん)、残剣(ざんけん)、蹴上(けあげ)、一乱剣(いちらんけん)、入身(いりみ)、一風(いっぷう)、目当(めあて)、右刀(うとう)、五輪(ごりん)、一声(いっせい)


 

一心流 鎖鎌術

鎖鎌一心流鎖鎌術は、我が国の武道史の源流をなす念流の始祖として名高い念阿弥慈恩にその源を発したと云われている。慈恩は、正平五年(1350年)相馬四郎左衛門尉忠重の子として奥州相馬(福島県原町市)に生まれ、俗名を義元といった。

【形】

居敷(いしき)、添身(そえみ)、羽返(はがえし)、無眼(むがん)、十文字(じゅうもんじ)、振込(ふりこみ)一文字、振込(ふりこみ)十文字、磯之浪(いそのなみ)、巻落(まきおとし)、三所詰(みところづめ)、浮船(うきふね)、袖搦(そでがらみ)

※表・影ともに同名


 

中和流短剣術

流祖は、丹波の住人小谷惣右衛門とされており、黒田藩に伝承されました。
一角流十手術とほぼ同じ技法となっています。

【形】

右剣(うけん)、左剣(さけん)、残剣(ざんけん)、蹴上(けあげ)、一乱剣(いちらんけん)、入身(いりみ)、一風(いっぷう)、目当(めあて)、右刀(うとう)、五輪(ごりん)、一声(いっせい)、口伝(霞)(かすみ)


 

内田流短杖術

内田流短杖術は、安政の頃、内田良五郎が考案して以来、神道夢想流杖術と共に継承されており、別名ステッキ術とも言われています。
杖の長さは約3尺、直径約8分とされていますが、体に応じて長くも短くも自分の杖・ステッキとして使用しやすいものを使います。

【形】

小手打(こてうち)(左)、小手打(こてうち)(右)、捨身(すてみ)、繰付(くりつけ)、後杖(うしろづえ)、水月(すいげつ)(左)、水月(すいげつ)(右)、斜面(しゃめん)(左)、斜面(しゃめん)(右)、拳砕(こぶしくだき)、入身(いりみ)、脛砕(すねくだき)

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